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味覚センサーによる呈味のチェック

群馬産業技術センター

群馬産業技術センターに設置されている「味認識装置(味覚センサー)」は、ヒトが舌で感じる味の強弱(甘味、塩味、旨味、酸味、苦味、渋み)を数値化できる装置です。
センサー部分は舌の脂質二重膜構造を模して、各呈味成分が反応するように設計されています。
当センターに設置されている機種では、1回の測定で同時に10試料の測定が可能です。
もともとは食品分野の開発や品質管理、市場調査等で幅広く用いられている装置ですが、経口摂取する頓服薬の製品開発への応用などヘルスケア分野でも幅広く利用可能となっています。

社会実装への可能性

創薬においては、もちろん薬効の検証が最重要ですが、実際にヒトが経口摂取する際は(特に乳幼児向け薬品の場合は)「飲み込みやすさ」も重要な開発ポイントとなります。
一般的に苦味や酸味は『忌避物質』と見なされ、乳幼児の場合は反射的(本能的)に吐き出してしまうことがあります。錠薬の場合は糖衣でマスキングして、ヒトが苦いと感じる前に服薬できますが、粉末状の頓服薬の場合は、やはり薬自体に何らかの味(一般的には甘味)を付与する必要があります。
薬の開発においては、食品の開発で用いる「官能検査(実際に食べて評価する検査)」で味を評価することは現実的ではないので、味覚センサーの活用で製品開発の迅速化が可能となります。
当センターの味覚センサーは、依頼試験や共同研究等で活用頂くことが可能です。

共同研究等を希望する業種・分野

本件に関する連絡先

研究者・担当者名 石田一成
所属・役職 食品・健康係 独立研究員
TEL 027-290-3030

組織情報

法人・団体名 群馬産業技術センター
所在地 前橋市亀里町884-1
URL(HP) http://www.tec-lab.pref.gunma.jp

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