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マウスの疲労評価系を用いた抗疲労物質のスクリーニング

公立大学法人前橋工科大学

重り負荷強制水泳試験後にマウスのグリップ力が低下し、一定の時間経過で回復することを明らかにしました。この系を応用することで、グリップ力の回復を促進する物質や手法のスクリーニングを行うことが可能です。事実、クルクミンを投与することで、グリップ力の低下が抑えられ、回復が促進します。すなわち疲労が回復することが明らかにされてきています。さらに、この疲労回復には、孤独感などの環境因子が大きな影響を与えることが我々の実験から示唆されてきています。

社会実装への可能性

現在我が国は、「疲労列島」と称されるように、また「働き方改革」がさけばれているように疲労感・倦怠感からの離脱は大きな社会問題です。抗疲労食品、薬剤や様々な疲労回復法が研究されてきており、その実証のための動物モデルも報告されていますが、簡便で精度良く疲労が定量できる方法として我々の開発した動物(マウス)のモデルは有用です。ヒトとマウスの違いが問題ではありますが、特定の実験操作がポジティブであるかどうかを動物モデルを用いて検討する事でその後の開発に大きな貢献ができるものと考えます。

共同研究等を希望する業種・分野

本件に関する連絡先

研究者・担当者名 今村 一之
所属・役職 システム生体工学科・教授
TEL 027-265-7386

組織情報

法人・団体名 公立大学法人前橋工科大学
所在地 前橋市上佐鳥町460-1
URL(HP) https://www.maebashi-it.ac.jp

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