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見えない光で診る~近赤外光を用いた生体情報の無襲計測に関する研究

公立大学法人前橋工科大学

光を用いた生体計測の応用例は多いですが、その波長を可視光からさらに長い近赤外光までを広げると、生体組織は好ましい光学特性を示します。それにより血液ヘモグロビンの酸素との結合を解析できたり、水・脂肪・糖質の特徴的な吸収は各成分に関する情報を解析できる可能性があります。またこの波長帯では内在の生体分子は自家蛍光をほとんど持たないので外来色素の蛍光を測定することも可能です。このような近赤外光の長所に着目した研究を進めています。

社会実装への可能性

従来の近赤外光を用いた計測法では定量性の低さを指摘されることが多かったです。開発段階では限られた被験者に対して最適化されるので、得られたデータは多くの場合で合理的な範囲内に収まりました。しかし被験者が増えると、個人差が得られたデータの解釈を複雑にします。いまやパソコンの個人所有は当たり前のことになり、またスマートフォンなどの携帯端末の高性能化と相まって、データ解析に個人情報を細かく反映させるような計算能力をほとんどの計算機が持てる時代になりました。我々の近赤外分光法の基礎研究を実社会へ活用できるような共同研究を進める相手を模索しています。

共同研究等を希望する業種・分野

本件に関する連絡先

研究者・担当者名 野村保友
所属・役職 システム生体工学科・教授
TEL 027-265-7389

組織情報

法人・団体名 公立大学法人前橋工科大学
所在地 前橋市上佐鳥町460-1
URL(HP) https://www.maebashi-it.ac.jp

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